昭和の記念硬貨一覧と価値|昭和39年から63年までの全種類を年別に

昭和の記念硬貨の一覧と価値を表したアイキャッチ

当サイトの記事は、財務省・造幣局・日本銀行・国税庁など公的機関の情報、田中貴金属工業の公表価格、各銀行・買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。銀価格・買取価格・手数料は記事執筆時点の参考値で、変わることがあります。

親の家を片付けていたら、昭和の年号が入った大きめの記念硬貨が何枚も出てきた。そんな方も多いはずです。

結論から言うと、昭和の記念硬貨は全部で14種類で、価値の見方は「銀貨の3種類」と「白銅貨の9種類」と「金貨の2種類」でまったく違います。

この記事を読めば、手元の1枚が昭和何年のどの記念硬貨で、使うか替えるか売るかのどれが合うかを決められます。

記念硬貨を持っている人

缶の中から「昭和五十一年」や「昭和六十年」と書かれた硬貨がたくさん出てきました。昭和の記念硬貨って、どれも古いから価値があるんですよね?

案内役

古さよりも、素材が銀かどうかで変わるんです。まずは年号を見て、下の一覧のどれに当たるかを探してみましょう。

目次

昭和の記念硬貨は14種類。年ごとの一覧

先に結論

昭和の記念硬貨は昭和39年から昭和63年まで、9つの年号に出ています。銀貨は昭和39年の2種類と昭和61年の1万円銀貨だけで、残りの500円・100円はすべて白銅貨です。

財務省は、記念貨幣は昭和39年の東京オリンピック記念千円銀貨幣が最初で、それより前の物は無いと説明しています。

造幣局の記念貨幣一覧から、昭和の年号の物をすべて並べると次のとおりです。

年号記念硬貨(正式名称を短くした物)額面素材発行枚数
昭和39年東京オリンピック記念1,000円銀合金(銀925)15,000,000枚
昭和39年東京オリンピック記念100円銀合金(銀600)80,000,000枚
昭和45年日本万国博覧会記念100円白銅40,000,000枚
昭和47年札幌オリンピック記念100円白銅30,000,000枚
昭和50年沖縄国際海洋博覧会記念100円白銅120,000,000枚
昭和51年天皇陛下御在位50年記念100円白銅70,000,000枚
昭和60年国際科学技術博覧会記念500円白銅70,000,000枚
昭和60年内閣制度創始100周年記念500円白銅70,000,000枚
昭和61年天皇陛下御在位60年記念100,000円純金10,000,000枚
昭和61年天皇陛下御在位60年記念10,000円純銀10,000,000枚
昭和61年天皇陛下御在位60年記念500円白銅50,000,000枚
昭和62年天皇陛下御在位60年記念100,000円純金1,000,000枚
昭和63年青函トンネル開通記念500円白銅20,000,000枚
昭和63年瀬戸大橋開通記念500円白銅20,000,000枚

昭和62年の10万円金貨は、昭和61年の物と同じ記念の追加分です。金貨2つを含めて、昭和の年号の記念硬貨はこの14種類で全部です。

どれも当時は金融機関の窓口で額面と引き換えて手に入れた物で、造幣局が販売した物はありません。

昭和の記念硬貨を年号ごとに並べ、銀貨・白銅貨・金貨に色分けした図解

全期間の記念硬貨をまとめて見たい方は、日本の記念硬貨一覧で令和の物まで確かめられます。

昭和33年・40年・41年・64年の記念硬貨はある?

『昭和40年の記念硬貨を持っている気がする』という声もあります。けれど財務省と造幣局の記念貨幣一覧には、昭和33年・昭和40年・昭和41年の記念硬貨は載っていません。

昭和64年の記念硬貨も一覧には見当たりません。昭和64年銘は通常の硬貨の話になります。

「特年」は別の話です

昭和の100円玉や50円玉で「発行枚数が少ない年は高い」と言われるのは、通常の硬貨の特年の話です。記念硬貨とは別の物なので、この記事では扱いません。

昭和39年から昭和51年は、100円と千円の時代

『100円の記念硬貨なんて、たいした額じゃないですよね』と思うかもしれません。実は、この時期は銀貨が2種類あるので、年号を見分けるだけで差が出ます。

この時期の見分け方

昭和39年の2種類は銀貨で、銀の重さで見ます。昭和45年・47年・50年・51年の100円は白銅貨で、額面の100円が基準です。

昭和39年:東京オリンピックの千円銀貨と100円銀貨

造幣局の記念貨幣一覧では、千円銀貨は銀925・20gで、銀の重さは18.5gです。100円銀貨は銀600・4.8gで、銀の重さは2.88gになります。

田中貴金属が2026年11月2日17:00に公表した銀の店頭買取価格は264.11円/g(税込)でした。

銀貨銀の重さ銀の目安(264.11円/gで計算)額面
東京オリンピック記念 千円銀貨18.5g約4,886円1,000円
東京オリンピック記念 100円銀貨2.88g約761円100円

これは記事執筆時点の参考値で、銀地金の価格です。記念硬貨の買取価格そのものではありません。

ただ、どちらも銀の目安が額面を大きく上回るので、銀行で額面に替えるのはもったいない2枚なんです。

金貨買取本舗は、一般用の銀貨の表で「1964年 東京オリンピック記念 1,000円銀貨幣」を¥1,050と載せています(2026年11月4日現在と表記されたページ)。銀の目安と店の評価が同じになるとは限らない例です。

100円銀貨は東京オリンピック100円記念硬貨の価値で詳しく見ています。

昭和45年・47年・50年:万博・札幌・沖縄の100円

昭和45年は日本万国博覧会、昭和47年は札幌オリンピック、昭和50年は沖縄国際海洋博覧会の100円です。3つとも白銅で、銀は入っていません。

特に昭和50年の沖縄の100円は、造幣局の一覧で120,000,000枚と、昭和の記念硬貨で一番多く発行されています。

100円白銅貨年号量目直径
日本万国博覧会記念昭和45年9g28mm
札幌オリンピック記念昭和47年12g30mm
沖縄国際海洋博覧会記念昭和50年4.8g22.6mm
天皇陛下御在位50年記念昭和51年12g30mm

大きさがばらばらなので、『これは本当に100円?』と迷うこともありますよね。額面は表の面に書かれているので、そこを見れば分かります。

EXPOと刻まれた2種類は、EXPO’70の100円記念硬貨と沖縄海洋博の100円記念硬貨でそれぞれ扱っています。

昭和51年:天皇陛下御在位50年記念の100円

昭和51年の100円は、天皇陛下御在位50年記念の白銅貨です。直径30mm・12gと、昭和の記念100円の中では札幌と並んで大きい方です。

発行枚数は70,000,000枚で、額面の100円が価値の基準になります。昭和51年の1枚については昭和51年の記念硬貨の価値にまとめています。

昭和60年・61年・62年・63年の記念硬貨の価値

昭和60年からは、記念硬貨の主役が500円に移ります。ここが一番枚数の多い時期なので、手元にある方も多いはずです。

記念硬貨を持っている人

昭和60年の500円が2種類、昭和63年の500円も2種類あります。全部同じくらいの価値ですか?

案内役

4種類とも白銅貨なので、額面の500円が基準という点は同じです。違いが出るのは、昭和61年の1万円銀貨のほうなんです。

この時期の見分け方

昭和60年・63年の500円と、昭和61年の500円は白銅貨で額面が基準です。昭和六十一年の1万円は純銀ですが、銀の目安が額面を下回ります。

昭和60年の記念硬貨の価値

昭和60年には、国際科学技術博覧会記念と内閣制度創始100周年記念の500円が出ています。どちらも白銅・13g・直径30mmで、発行枚数も同じ70,000,000枚です。

引換えが始まったのは、国際科学技術博覧会記念が昭和60年3月12日、内閣制度創始100周年記念が昭和60年12月18日です。同じ年でも9か月ほど離れています。

昭和60年の記念硬貨の価値は、どちらも額面の500円が目安です。それぞれの細かい話はつくば科学万博の500円と内閣制度百年記念500円で確かめてみてください。

昭和六十一年の記念硬貨は3種類

昭和61年には、天皇陛下御在位60年記念の10万円金貨・1万円銀貨・500円白銅貨が出ています。硬貨の表面には「昭和六十一年」と漢字で入っています。

1万円銀貨は純銀20gです。銀の目安は264.11円/g(2026年11月2日17:00の田中貴金属公表)で計算すると約5,282円で、額面の10,000円を下回ります。

『銀貨なのに額面より低いの?』と驚く方もいます。だからこそ、この1枚は売るより額面に替えた方が確実な場合があるんです。

査定で額面より高い金額が出れば売る、出なければ窓口で額面に替える。この順番で考えると損をしにくいですよ。

1万円銀貨は昭和61年の1万円銀貨の価値で、手放し方まで詳しく見ています。

昭和62年の記念硬貨は金貨だけ

昭和62年の記念硬貨は、天皇陛下御在位60年記念の10万円金貨(1,000,000枚)だけです。500円や100円の昭和62年銘の記念硬貨は、造幣局の一覧にありません。

記念金貨は素材も扱いも別物なので、この記事では金額の話はしません。金貨が出てきた時は、500円や銀貨とは分けて保管しておきましょう。

昭和62年の物で多いのは、記念硬貨ではなく造幣局の貨幣セットです。造幣局は、昭和61年度からプルーフ貨幣セットの販売を始めたと説明しています。

バイセルは「黒ブック 1987年(昭和62年)」を〜1,520円と載せています(2025年11月時点の参考価格)。セットの評価は店や状態で変わるので、査定で確かめるのが近道です。

昭和63年の記念硬貨は青函トンネルと瀬戸大橋

昭和63年には、青函トンネル開通記念と瀬戸大橋開通記念の500円白銅貨が出ています。発行枚数はそれぞれ20,000,000枚で、引換開始日はどちらも昭和63年8月29日です。

昭和の500円記念硬貨の中では少ない枚数ですが、それでも2千万枚あります。額面の500円が基準になる点は、昭和60年の2種類と変わりません。

昭和60年から63年の記念硬貨を額面と銀の目安で比べた図解

昭和の硬貨を買取に出す前に、仕分けておきたいこと

『全部まとめて買取店に持って行けばいいのでは』と考えますよね。それでも大丈夫ですが、先に3つに分けておくと、提示額の意味がぐっと分かりやすくなります。

仕分けの物差し

銀の目安が額面を上回る銀貨(昭和39年の2種類)、銀の目安が額面を下回る銀貨(昭和61年の1万円)、白銅貨(それ以外の500円・100円)の3つに分けます。

仕分け当てはまる昭和の記念硬貨考え方
銀の目安が額面より上昭和39年 東京オリンピックの千円・100円査定で比べてから売る
銀の目安が額面より下昭和61年 御在位60年の1万円銀貨額面より高い提示が出た時だけ売る
白銅貨昭和45年〜51年の100円、昭和60年〜63年の500円使う・窓口で替えるが基本
金貨昭和61年・62年の10万円金貨別に分けて査定に出す

金貨買取本舗は、昭和の白銅貨(500円・100円)や御在位60年の1万円銀貨を「額面通りの価値で両替となる記念硬貨」として挙げています。白銅貨に大きな上乗せは期待しにくい、ということですね。

白銅貨は、使うか手数料のかからない窓口へ

白銅貨の記念硬貨は法定通貨なので、額面のままお店で使えます。ただ、同じ種類を一度に使えるのは20枚までと法律で決まっています。

銀行で替える時は、手数料に気をつけてください。2026年11月4日時点の各行公式ページでは、三菱UFJ銀行は記念貨幣に100枚まで770円、三井住友銀行は100枚まで990円(口座入金のみ)の手数料がかかります。

例えば昭和の記念100円を5枚だけ持ち込むと、額面は500円です。三菱UFJ銀行なら手数料770円の方が高くなってしまいます。

ゆうちょ銀行の窓口は記念硬貨専用の手数料がなく、硬貨の枚数が1〜100枚なら無料です。日本銀行も、本店・支店の窓口で手数料を取らずに引換えをすると案内しています(事前の予約制)。

缶いっぱいの白銅貨が出てきた人の場合

例えば、昭和の記念100円が30枚と、昭和60年〜63年の記念500円が20枚、缶に入っていたとします。額面を足すと3,000円と10,000円で、合わせて13,000円分です。

硬貨は全部で50枚なので、ゆうちょ銀行の窓口なら100枚までの無料の範囲に収まります。窓口では「記念硬貨を通常のお金で入金したいです」と伝えれば大丈夫です。

お店で使うなら、1回の支払いで同じ種類は20枚までです。少しずつ使う分と窓口に持って行く分に分けておくと、手間が減りますよ。

銀貨は、査定で金額を聞いてから決める

昭和39年の銀貨は、銀行で額面に替えると記念硬貨としては戻ってきません。造幣局は、金融機関で両替された記念貨幣は鋳つぶして新しい貨幣の材料にすると説明しています。

だから銀貨は、先に査定で金額を聞いてみましょう。複数の店で聞くと、同じ1枚でも評価の違いが分かります。

昭和の記念硬貨を手放す手順
  1. 年号と額面を見て、上の一覧のどれに当たるかを確かめる
  2. 銀貨・白銅貨・金貨の3つに分けて、袋を分ける
  3. 白銅貨は、使う分とゆうちょ銀行や日本銀行で替える分に分ける
  4. 銀貨と金貨は、ケースや説明書と一緒に査定に出す
  5. 提示額と額面・銀の目安を見比べて、売るかどうか決める

仕分けが大変な時は、缶や箱のまま査定に持ち込んでも構いません。例えば「昭和の記念硬貨です。銀貨と白銅貨が混ざっているので、1枚ずつ見てもらえますか」と伝えると、どれに値が付いたか分かりやすくなります。

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記念硬貨の査定額を確かめる

銀貨やプルーフ貨幣セットが混ざっていれば、額面より高い評価がつくことがあります。仕分けをしないまま持ち込めて、店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、金額を聞いてから売るか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

持ち込む前のチェック
  • 銀貨は磨かず、黒ずんでいてもそのまま持って行く
  • ケースや袋に入っている物は出さない
  • 本人確認書類(運転免許証など)を用意する
  • 白銅貨は使う分を先に分けておく

造幣局は、銀は長く置けば変色は避けられず、どの手入れも表面を傷める可能性があると説明しています。磨いてきれいにしたくなっても、ぐっとこらえましょう。

知恵袋でよくある相談:昭和の記念硬貨は今いくら?

Yahoo!知恵袋に寄せられた、昭和の記念硬貨の相談を3つ要約して答えます。

昭和51年の100円、大きいけれど価値はある?

掃除をしていたら、昭和51年の大きな100円硬貨が出てきたという相談です。

これは天皇陛下御在位50年記念の100円白銅貨で、直径30mm・12gです。造幣局の一覧では70,000,000枚発行されていて、額面の100円が価値の基準になります。

記念硬貨を持っている人

大きいから、普通の100円より高いのかと思っていました。

案内役

大きさは記念硬貨ごとに決められた規格の違いで、値段とは関係ないんです。お店で100円として使うか、手数料のかからない窓口で替えるのが手堅いですね。

沖縄のEXPO’75の100円は、たいしたことない?

昭和50年の沖縄の100円は、いくらぐらいになるのかという相談です。

沖縄国際海洋博覧会記念の100円は白銅貨で、昭和の記念硬貨で最も多い120,000,000枚が発行されています。額面の100円が基準と考えておけば、がっかりすることはありません。

昭和63年の瀬戸大橋の500円はレア?

瀬戸大橋開通記念の500円玉がレアかどうか、という相談です。

発行枚数は20,000,000枚で、昭和の500円記念硬貨の中では少ない方です。それでも白銅貨なので、額面の500円が目安になります。手放し方は瀬戸大橋開通記念500円硬貨の価値でも紹介しています。

よくある質問

昭和の記念硬貨で一番価値が高いのはどれですか?

銀の重さで見ると、昭和39年の東京オリンピック千円銀貨が約4,886円(2026年11月2日の田中貴金属公表価格で計算)です。ただし店の評価は別なので、査定で確かめてください。

昭和62年の記念硬貨はありますか?

造幣局の記念貨幣一覧では、昭和62年銘の記念硬貨は天皇陛下御在位60年記念の10万円金貨だけです。500円や100円の昭和62年銘はありません。

昭和60年の記念硬貨の価値はどのくらいですか?

昭和60年の国際科学技術博覧会記念と内閣制度創始100周年記念は、どちらも500円の白銅貨で、発行枚数は各70,000,000枚です。額面の500円が価値の目安になります。

昭和の記念硬貨は今でも使えますか?

使えます。財務省は、記念貨幣はすべて通常の貨幣と同じように使えると説明しています。ただし自動販売機などでは使えないことがあります。

昭和の記念硬貨を買取に出す時、本人確認は要りますか?

買取店は古物営業法にもとづいて本人確認書類の提示を求めます。少額でも求められることがあるので、運転免許証などを持って行きましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 昭和の記念硬貨は昭和39年から63年までの14種類(金貨2種類を含む)
  • 銀貨は昭和39年の千円・100円と昭和61年の1万円の3種類だけ
  • 昭和60年・63年の500円と昭和45年〜51年の100円は白銅貨で額面が基準
  • 昭和61年の1万円銀貨は銀の目安が額面を下回るので、提示額と額面を比べる
  • 白銅貨は使うかゆうちょ銀行・日本銀行で替え、銀貨は査定で比べてから決める

その他の記念硬貨も含めた価値の考え方は、記念硬貨の価値はいくら?で確かめられます。

記念硬貨の価値.jp

記念硬貨の価値.jp 編集部

500円・100円の記念硬貨、千円銀貨・5千円銀貨・1万円銀貨、プルーフ貨幣セットやミントセットなど、日本の記念硬貨を損しない形でお金に戻すために、種類の見分け方・価値の考え方・銀行での替え方・売る店の選び方を、公的機関の情報と公表価格をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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