天皇即位記念硬貨の価値|平成2年と令和元年の500円の違いと売り方

天皇陛下御即位記念硬貨の価値を表したアイキャッチ

当サイトの記事は、財務省・造幣局・日本銀行・国税庁など公的機関の情報、田中貴金属工業の公表価格、各銀行・買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。銀価格・買取価格・手数料は記事執筆時点の参考値で、変わることがあります。

記念硬貨を持っている人

大掃除をしていたら、平成2年の御即位記念と書かれた500円玉が出てきました。売ったら価値があるんでしょうか?

案内役

大きくて重たい500円なので、特別な物に見えますよね。まずは今の価値の物差しを確かめて、それから使うか売るかを決めていきましょう。

天皇陛下の即位記念硬貨は、平成と令和の2回出ています。どちらも500円なので、同じ物だと思っている方も多いはずです。

結論から言うと、天皇即位記念硬貨の500円は、平成2年銘も令和元年銘も額面の500円が価値の基準です。この記事では、2つの見分け方と、損をしない手放し方が分かります。

目次

天皇陛下の御即位記念硬貨は、平成2年と令和元年の2回

財務省・造幣局の記念貨幣一覧で、「天皇陛下御即位記念」の名前がつく記念硬貨を並べました。500円は2種類で、どちらも金融機関の窓口で額面と引き換えて出た物です。

年銘額面・素材量目・直径発行枚数(造幣局)引換開始日
平成2年500円・白銅(銅750・ニッケル250)13g・30mm30,000,000枚平成2年11月8日
令和元年500円・バイカラー・クラッド7.1g・26.5mm5,000,000枚令和元年10月18日

平成天皇の御即位記念硬貨と呼ばれるのが平成2年銘、令和の天皇陛下の即位記念硬貨と呼ばれるのが令和元年銘です。どちらも正式な名前は「天皇陛下御即位記念」なので、年銘で区別しましょう。

金貨もあります

平成2年には10万円金貨、令和元年には1万円金貨も出ています。平成2年の金貨は窓口での引換え、令和元年の金貨は造幣局の販売でした。金貨は見方が別なので、この記事では種類の紹介だけにしておきます。

『御即位の記念なら、銀貨もあるのでは』と思う方もいるかもしれません。ただ、財務省の記念貨幣一覧では、天皇即位の銀貨は見当たりません。

御即位記念は、500円と金貨だけなんです。

「昭和天皇の即位」や「皇太子の即位」の記念硬貨は?

昭和天皇の即位記念硬貨を探している、という声もあります。財務省によると、記念貨幣は昭和39年の東京オリンピック記念千円銀貨が最初で、それより前の物はありません。

昭和天皇の記念硬貨として出ているのは、昭和51年の御在位50年記念と、昭和61年の御在位60年記念です。天皇即位記念硬貨60年と呼ばれることがあるのは、この御在位60年記念のことなんですね。

よくある呼び方記念貨幣一覧での名前年銘
昭和天皇の即位60年記念天皇陛下御在位60年記念昭和61年(10万円金貨は昭和62年銘も)
天皇即位20周年記念天皇陛下御在位20年記念平成21年
天皇即位30周年記念天皇陛下御在位30年記念平成31年
皇太子の記念硬貨皇太子殿下御成婚記念平成5年

天皇即位20周年記念硬貨と呼ばれることがあるのは、平成21年の御在位20年記念500円です。素材はニッケル黄銅で、発行枚数は1,000万枚と、造幣局の記念貨幣一覧に載っています。

皇太子即位記念硬貨という言い方もよく見かけます。記念貨幣一覧で「皇太子殿下」の名前がつくのは、平成5年の御成婚記念の3種類です。

天皇陛下の記念硬貨をすべて並べて見たい方は、天皇陛下の記念硬貨一覧と価値にまとめています。

平成2年と令和元年は、大きさと色で見分けられます

御即位記念の500円は、年銘を読まなくても大きさで見分けられます。平成と令和で、素材も大きさも変わっているからなんです。

手のひらに今の500円玉と並べて置いてみると、違いがすぐ分かります。平成2年銘はひと回り大きく、令和元年銘はほぼ同じ大きさです。

平成2年と令和元年の御即位記念500円の違いを示した図解
見るところ平成2年銘令和元年銘
大きさ・重さ30mm・13g(今の500円玉よりひと回り大きい)26.5mm・7.1g(今の500円玉に近い)
素材と色白銅で、全体が銀色バイカラー・クラッドで、外側と内側の色が違う
似ている記念硬貨昭和61年の御在位60年記念500円平成31年の御在位30年記念500円

令和元年の500円は、平成31年の御在位30年記念と同じ素材・同じ大きさです。年銘が「平成31年」か「令和元年」かを読んで、どちらなのかを確かめておきましょう。

平成2年の500円も、昭和61年の御在位60年記念500円と同じ13g・30mmです。大きな銀色の500円が2枚あったら、年銘で分けてみてください。

平成2年の御即位記念500円の価値

平成2年御即位記念500円の価値を知りたい方は、とても多いです。結論を先にお伝えしますね。

先に結論

平成2年御即位記念500円の価値は、額面の500円が基準です。素材は白銅で貴金属ではなく、3,000万枚と多く造られているので、上乗せはつきにくいと考えておきましょう。

御即位記念コイン平成2年の価値を「銀貨だから高いはず」と考える方もいますが、白銅は銅とニッケルの合金です。銀色にきれいに光っていても、銀は入っていません。

即位記念硬貨500円平成2年の価値は、状態がよくても額面の500円が目安です。平成2年御即位記念500円硬貨を手放す時は、使うか、手数料のかからない窓口で替えるのが基本になります。

平成2年は、記念硬貨がいくつも出た年です

平成2年銘の記念硬貨は、御即位記念のほかにもあります。同じ缶から一緒に出てくることが多いので、ここで並べておきますね。

平成2年銘の記念硬貨額面・素材引換開始日価値の物差し
国際花と緑の博覧会記念5,000円・銀925平成2年4月2日銀の目安と額面を比べる
裁判所制度100周年記念5,000円・銀925平成2年10月23日銀の目安と額面を比べる
天皇陛下御即位記念500円・白銅平成2年11月8日額面
議会開設100周年記念5,000円・銀925平成2年11月21日銀の目安と額面を比べる
天皇陛下御即位記念10万円・純金平成3年4月10日金の相場と店の評価

5千円銀貨の3種類は、どれも銀925・15gで、銀の重さは13.875gです。田中貴金属が2026年11月2日17:00に公表した銀の店頭買取価格264.11円/g(税込)で見ると、1枚あたり約3,665円になります。

これは記事執筆時点の参考値で、銀地金の価格なので、記念硬貨の買取価格そのものではありません。額面の5,000円を下回るので、5千円銀貨も額面を下限の目安にして考えましょう。

ほかの平成の記念硬貨と並べて見たい方は、平成の記念硬貨一覧と価値が便利です。

令和元年の御即位記念500円の価値

令和元年の御即位記念硬貨の価値も、物差しは額面です。素材のバイカラー・クラッドは、ニッケル黄銅・白銅・銅を組み合わせた物で、貴金属ではありません。

令和元年銘の500円は、令和元年10月18日から金融機関の窓口で額面と引き換えられました。もともと500円で手に入れた硬貨なので、今も500円が出発点になる、と考えると分かりやすいですよね。

発行枚数が少ない=高く売れる、とは限りません

令和元年銘の発行枚数は500万枚で、平成2年銘の3,000万枚と比べると6分の1です。『それなら令和の方がレアなのでは』と思いますよね。

ただ、500万枚でも記念硬貨としては多い部類です。天皇即位記念硬貨500円の価値は、令和元年銘でも額面の500円が基準と考えておくと安心です。

比べる点平成2年銘令和元年銘
発行枚数30,000,000枚5,000,000枚
素材白銅バイカラー・クラッド
価値の物差し額面額面
手放し方の基本使う・窓口で替える使う・窓口で替える

御即位記念500円令和元年の価値を少しでも上げたいなら、状態を保つことが大事です。磨いたり洗ったりすると表面に細かい傷がつくので、そのままにしておきましょう。

平成31年の御在位30年記念と一緒に出てきたら

令和元年の御即位記念と、平成31年の御在位30年記念は、同じ年(2019年)に続けて出た500円です。素材も大きさも同じで、発行枚数もどちらも500万枚なんです。

2枚並んでいても、価値の物差しはどちらも額面の500円です。年銘を読んで分けたら、まとめて同じ扱いにして大丈夫ですよ。

令和の記念硬貨全体は、令和の記念硬貨一覧と価値で確かめられます。

プルーフ貨幣セットで持っている時は

令和元年の御即位記念には、造幣局が販売したプルーフ貨幣のセットもあります。おたからやは公式サイトで「令和元年天皇陛下御即位記念1万円金貨・500円クラッド貨幣プルーフ貨幣セット」を買取品目に挙げていて、参考価格は「ASK(問い合わせ)」です。

プルーフ貨幣は、表面を鏡のように磨いて造った収集用の貨幣です。ケースに入ったセットは店ごとに評価が分かれるので、中身を出さずにそのまま査定に出しましょう。

例えば大黒屋は、プルーフ貨幣セットの買取価格表(2026年11月2日更新)で、2019年の物を「令和元年版」(年銘板有3,000円・無2,000円)と「2019年」(有2,000円・無1,500円)に分けて載せています。同じ年のセットでも、版や付属品で金額が分かれる例です。

ただ、御即位記念の金貨が入ったセットの金額は、この表からは分かりません。金貨入りのセットは、店に直接聞いてみてください。

ケースから出さないで

セットの中の貨幣も額面で使えますが、造幣局は「購入価格でのご使用はできません」と案内しています。使ってしまうと、販売価格との差は戻りません。

天皇即位記念硬貨500円は買取に出す?使う?

『せっかくの記念だし、買取に出した方が得なのでは』と迷う方も多いはずです。2026年11月4日に大手の公式ページを調べた範囲では、天皇即位記念硬貨500円の買取価格を公表している店は見当たりませんでした。

公式ページで分かったこと(2026年11月4日確認)
  • 金貨買取本舗は、天皇陛下御即位の500円白銅貨を「両替となる記念硬貨」に挙げている
  • おたからやは、記念硬貨の参考価格をすべて「ASK(問い合わせ)」にしている
  • 大黒屋の記念硬貨の価格表(2026年11月2日更新)に、御即位記念500円の行は見当たらない

つまり、天皇陛下即位記念硬貨の買取は、額面より高い提示が出た時だけ売る、という順番で決めるのが安心です。御即位記念硬貨500円の価値を確かめたい時も、査定で額面と比べるのがいちばん確かな方法です。

一方で、プルーフ貨幣セットや金貨、ほかの記念銀貨と一緒に出てきた時は、まとめて査定に出す意味があります。額面で替えるのは、全体の金額を聞いてからでも遅くありません。

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記念硬貨の査定額を確かめる

銀貨やプルーフ貨幣セットが混ざっていれば、額面より高い評価がつくことがあります。仕分けをしないまま持ち込めて、店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、金額を聞いてから売るか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

手放すまでの流れ
  1. 年銘を見て、平成2年銘か令和元年銘かを確かめる
  2. プルーフ貨幣セットや金貨は、ケースのまま分けておく
  3. セットや銀貨・金貨が混ざっていれば、まとめて査定に出す
  4. 500円だけなら、使うか手数料のかからない窓口で替える

査定で伝えておくと話が早いこと

査定の時は、年銘と記念の名前を先に伝えておくと、やりとりがスムーズです。例えば「平成2年の御即位記念の500円が3枚と、令和元年のプルーフ貨幣セットが1つあります」のように話してみてください。

LINEや写真で事前に査定できる店なら、セットはケースの外側と中身の両方を撮っておくと伝わりやすくなります。提示額に納得できなければ、その場で断ってもかまいません。

買取店では、古物営業法にもとづいて本人確認書類の提示を求められます。運転免許証などを一緒に持っていくと、手続きがその場で進みますよ。

1枚だけなら、銀行より使うほうが確実です

天皇陛下即位記念硬貨500円が1枚だけ、という方も多いですよね。実は、1枚だけを大手銀行に持ち込むと、手数料が額面を上回ってしまいます。

戻し方500円1枚の扱い(2026年11月4日時点の各行公式ページ)
有人レジで使う500円分の支払いに使える
ゆうちょ銀行の窓口通常の硬貨と合わせて100枚までは無料
三菱UFJ銀行記念貨幣は100枚まで770円で、額面を上回る
三井住友銀行100枚まで990円・口座入金のみで、額面を上回る
御即位記念500円を1枚だけ手放す時の戻し方を比べた図解

大手銀行は2025年から記念貨幣に手数料をかけています。『銀行なら500円に替えてくれるはず』と思いがちですが、少ない枚数なら使う方が手元に残るんです。

お店で使う時は「記念の500円なんですが、使えますか」とひと声かけてみてください。平成2年銘は大きいので、自動販売機やセルフレジでは通らないことがあります。

何枚かまとまっている時は

例えば、平成2年銘が5枚あったら、額面は2,500円です。三菱UFJ銀行に入金すると、手数料770円で手取りは1,730円です。ゆうちょ銀行の窓口なら2,500円がそのまま残ります(2026年11月4日時点の各行公式ページ)。

5枚なら、1回の支払いで使える20枚の範囲に収まります。日々の買い物で少しずつ使っていけば、手数料は一切かかりません。

ゆうちょ銀行の窓口でも、枚数を数えたあとで取りやめると料金がかかることがあります。窓口に行く前に、替える枚数を決めておきましょう。

替えたら記念硬貨としては戻らない

金融機関で通常の硬貨に替えた記念硬貨は、日本銀行を経て造幣局に戻り、鋳つぶされると造幣局は説明しています。手元に残したい1枚は、替える前に分けておきましょう。

よくある相談:平成2年の御即位記念500円

知恵袋で多かった相談を3つ選んで、要点をまとめて答えます。

平成2年御即位記念500円硬貨は、今いくらぐらい?

部屋から出てきた平成2年の御即位記念500円の価値を知りたい、という相談です。

案内役

素材は白銅で、3,000万枚と多く出ているので、価値の目安は額面の500円です。きれいな状態なら、査定で額面より高い提示が出るかを聞いてから決めるのもありですよ。

1枚だけなら、査定に出すより、そのまま使う方が手間はかかりません。ほかに銀貨やセットがある時に、一緒に見てもらうくらいがちょうどいいと思います。

平成2年の御即位記念の500円銀貨は、どのくらいで売れる?

御即位記念の500円を銀貨だと思っている、という相談です。

記念硬貨を持っている人

銀色で大きいので、ずっと銀貨だと思っていました。違うんですか?

案内役

造幣局の公式値では白銅(銅750・ニッケル250)で、銀は入っていないんです。銀の値段で計算する物ではないので、額面の500円を基準に考えてみてください。

EXPO’70の100円や愛知万博の500円と一緒に、全部使える?

平成2年の天皇御即位記念500円、昭和45年のEXPO’70の100円、2005年の愛知万博の500円が手元にある、という相談です。

財務省は、記念貨幣はすべて通常の貨幣と同じように使えると説明しています。3枚とも、額面で支払いに使えますよ。

ただ、大きさや素材が今の硬貨と違うので、自動販売機などでは使えないことがあります。有人のレジで使うか、窓口で通常の硬貨に替えておきましょう。

3枚とも素材は白銅かニッケル黄銅で、どれも額面が価値の基準です。合わせて1,100円分なので、銀行に持ち込むより、買い物で使ってしまう方が手元に残りますよ。

よくある質問

天皇陛下即位記念硬貨の500円は、平成と令和で価値が違いますか?

どちらも額面の500円が基準です。令和元年銘は発行枚数が少ないものの、素材は貴金属ではないので、物差しは同じです。

天皇即位記念硬貨に銀貨はありますか?

財務省の記念貨幣一覧では、天皇陛下御即位記念に銀貨は見当たりません。500円と金貨(平成2年の10万円・令和元年の1万円)です。

御即位記念の500円は、自動販売機で使えますか?

財務省は、記念貨幣は素材や大きさが違うため、自動販売機などでは使えないことがあると説明しています。有人のレジで使うか、窓口で通常の硬貨に替えましょう。

御即位記念の500円は、一度に何枚まで使えますか?

同じ種類の貨幣は、1回の支払いで20枚までが法律上の上限です。それより多い時は、何回かに分けて使うか、窓口で替えましょう。

プルーフ貨幣セットの500円を使ってもいいですか?

額面の500円として使えますが、購入した時の値段では使えません。セットのまま査定に出すかどうかを先に決めておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 天皇即位記念硬貨の500円は、平成2年の白銅貨と令和元年のバイカラー・クラッドの2種類
  • 平成2年銘は30mmで大きく、令和元年銘は今の500円玉に近い26.5mm
  • どちらも価値の物差しは額面の500円で、銀貨ではない
  • プルーフ貨幣セットや金貨が一緒なら、ケースのまま査定に出す
  • 1枚だけなら、大手銀行より使う方が手元に残る

500円記念硬貨全体の見方は500円記念硬貨の価値一覧で、記念硬貨の価値の考え方は記念硬貨の価値はいくら?で確かめられます。

記念硬貨の価値.jp

記念硬貨の価値.jp 編集部

500円・100円の記念硬貨、千円銀貨・5千円銀貨・1万円銀貨、プルーフ貨幣セットやミントセットなど、日本の記念硬貨を損しない形でお金に戻すために、種類の見分け方・価値の考え方・銀行での替え方・売る店の選び方を、公的機関の情報と公表価格をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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