ミントセットの価値と買取|年銘別の見方と造幣局の貨幣セットの扱い

ミントセットの価値を額面と店の評価で考えることを表したアイキャッチ

当サイトの記事は、財務省・造幣局・日本銀行・国税庁など公的機関の情報、田中貴金属工業の公表価格、各銀行・買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。銀価格・買取価格・手数料は記事執筆時点の参考値で、変わることがあります。

タンスの奥から、年号の違うミントセットがいくつも出てきて「これって価値があるの?」と迷っている方もいますよね。

結論から言うと、ミントセットの価値は、中の硬貨を使った時の666円分が土台です。そこに、年銘やセットの状態を見た店の評価が上乗せされるかどうか、という順番で考えるんです。

この記事を読むと、手元のミントセットを使うか売るか、自分で決められるようになります。

記念硬貨を持っている人

昭和や平成のミントセットが全部で15個くらいあります。古い物だし、それなりの値段になりますよね?

案内役

まずは、中身がいくら分のお金かを押さえておきましょう。そのうえで、年銘ごとに店の評価を聞いていくのが近道です。

目次

ミントセットとは?中身は6種類の通常貨幣です

先に結論

ミントセットとは、造幣局がその年に造った未使用の通常貨幣6種類と年銘板をケースに収めたセットです。額面を足すと500円+100円+50円+10円+5円+1円で666円になります。

造幣局によると、ミントセットは昭和50年に「通常貨幣セット」として国内で頒布を始めた、最も長い歴史のある貨幣セットです。平成10年銘から「ミントセット」という名前に変わりました。

ですから、昭和や平成のはじめのセットは、ケースに「通常貨幣セット」と書かれていることもあります。『ミントコイン』と呼ぶ人もいますが、中身は同じ造幣局の貨幣セットです。

比べる点ミントセット通常プルーフ貨幣セット
中の硬貨未使用の通常貨幣6種類プルーフ貨幣6種類
付属丹銅製年銘板(令和8年銘)純銅製年銘板(年銘板ありの場合)
令和8年銘の販売価格2,300円(消費税・送料込)8,400円(年銘板あり・消費税・送料込)
使った時の額666円666円

プルーフ貨幣との違いは、プルーフ貨幣とは?で詳しく見ています。

造幣局のミントセットの価値は、額面と店の評価の2本立て

『造幣局が売っていた物なら、買った値段くらいにはなるはず』と思いますよね。実は、ここが一番すれ違いやすいところです。

造幣局の貨幣Q&Aでは、貨幣セットの貨幣は全て使えるけれど、額面での使用になると案内しています。令和8年銘で言えば、2,300円で買ったセットも、使えば666円分なんです。

手放し方手元に残る額向いている時
中の硬貨を使う666円分店で値が付かなかった時
店に売る店の査定額年銘やケースを評価してくれる店がある時
そのまま持っておく0円(手放さない)家族の記念として残したい時

この記事で確かめた各社の公表価格では、ミントセットの金額を出している例は見当たりませんでした。一方で、プルーフ貨幣セットには年銘ごとの金額を出している店があるので、比べ方はプルーフ貨幣セットの価値と買取を参考にしてみてください。

ケースから出すのは最後に

使うつもりでも、ばらすのは査定を聞いた後にしましょう。一度ケースから出すと、セットとしては戻せません。

年銘別:昭和62年・平成元年・平成5年・令和元年のミントセットは?

記念硬貨を持っている人

年号によって価値が違うと聞きました。昭和62年のミントセットは高く売れるって本当ですか?

案内役

そういう話はよく聞きますね。ただ、この記事で確かめた資料には、昭和62年のミントセットの買取価格の公表例はありませんでした。うわさより、実際の査定額で判断しましょう。

年銘この記事で確かめた事実見方
昭和62年(1987年)造幣局の一覧の備考に、セット数に「桜の通り抜け」貨幣セットの販売数を含むとある名前は「通常貨幣セット」の時代。複数の店で聞く
平成元年(1989年)「ミントセット」に改称する前の年銘ケースの表記どおりに伝える
平成5年(1993年)皇太子殿下御成婚記念の500円白銅貨などが発行された年記念硬貨が入っているかを確かめる
令和元年(2019年)天皇陛下御即位記念の500円バイカラー・クラッド貨幣が発行された年通常のミントセットか記念のセットかを分ける

昭和62年ミントセットの買取価格を知りたい時は、ほかの年のセットと一緒に持ち込んで、1つずつの金額を聞くと比べやすくなります。平成元年の貨幣セットの価値も、同じように年銘ごとの査定で確かめるのが確実です。

御即位記念・御成婚記念の貨幣セットは中身を見る

天皇陛下御即位記念の貨幣セットや、皇太子殿下御成婚記念の貨幣セットを持っている方もいますよね。こうしたセットは、通常の6種類だけなのか、記念硬貨が入っているのかで見方が変わります。

例えばおたからやは、「令和元年天皇陛下御即位記念1万円金貨・500円クラッド貨幣プルーフ貨幣セット」を掲載品に挙げています(参考買取価格はASK)。金貨が入ったセットは記念金貨の扱いになるので、この記事では入っていることだけ確かめてください。

平成5年の貨幣セットに御成婚記念の5千円銀貨が入っていたら、銀の目安は約3,962円です。田中貴金属が2026年11月2日17:00に公表した銀の店頭買取価格264.11円/g(税込)×純銀15gの記事執筆時点の参考値で、額面の5,000円を下回ります。

「大蔵省造幣局」と書かれた古いセットは?

ケースに「大蔵省造幣局」と書かれた古い貨幣セットが出てきた、という声もあります。造幣局が販売してきた貨幣セットであることに変わりはなく、中の硬貨は額面で使えます。

売る時は、ほかのセットと同じく年銘と付属品をメモして査定に出してみてください。

令和元年のミントセットの価値も、通常のセットなら考え方は同じです。中身は666円分で、上乗せがあるかは店に聞くまで分かりません。

桜の通り抜けや記念日の貨幣セットも同じ見方でいい?

造幣局は、ミントセットのほかにも通常貨幣を使ったテーマのセットを販売しています。中身が通常貨幣6種類なら、額面666円分が土台になる点は同じなんです。

製品名(造幣局)販売価格メモ
令和8年桜の通り抜け貨幣セット4,900円(消費税・送料込)純銀製年銘板
桜の通り抜け(令和7年)2,800円造幣局構内・通信販売
桜の通り抜け(平成3年)1,700円行事用一覧の最初の行
令和8年銘記念日貨幣セット2,700円(消費税・送料込)6種類の通常貨幣と年銘板
円誕生150周年貨幣セット(令和3年)2,500円(消費税・送料込)現行の五百円貨幣を組み込み

桜の通り抜け貨幣セットの買取では、令和8年銘のように純銀製の年銘板が入っている物があります。年銘板はお金ではないので、銀の分をどう見るかは店に確かめてください。

円誕生125年の貨幣セットについては、この記事で確かめた造幣局の一覧では販売価格や数量を確認できませんでした。造幣局のページで確かめられたのは、令和3年の円誕生150周年貨幣セットです。

よくある相談:10年たつと値上がりする?どこで買える?

Yahoo!知恵袋に寄せられているミントセットの相談から、2つを要約して答えます。

平成22年のミントセットは10年後に値上がりする?

『置いておけばいずれ高くなるはず』と考えて、ミントセットを買い続けている方からの相談です。

相場の先行きは誰にも分かりません。確かなのは、中の硬貨は額面で使えるので、666円分を下回ることは無いということです。

値上がりを待つより、今いくらで評価されるかを一度聞いておくと、持ち続けるかどうかを落ち着いて決められます。

ミントセットはどこで売っている?

貨幣セットを買いたいけれど、どこで手に入るのかという相談です。

令和8年銘のミントセットは、郵便はがきか造幣局オンラインショップで申し込む形でした。受付期間の後も、オンラインショップやお客様サービスセンター、造幣局ミントショップで扱っていると案内されています(2026年11月4日確認)。

ミントセット買取業者に出す前の準備

ミントセット買取業者を選ぶ時は、貨幣セットを取扱品目に書いているかを見てみましょう。例えば買取のまる福は、取扱品目に「プルーフ貨幣セット、ミント貨幣セット」と明記しています。

おたからやは、専用ケースやミントセットの状態は傷がつきにくく良好に保たれやすいので、そのまま持ち込んでほしいと案内しています。

ミントセットを査定に出す流れ
  1. 年銘ごとに並べて、セットの名前と数をメモする
  2. 記念硬貨や銀の年銘板が入ったセットを別にする
  3. 外箱とケースを開けずにそろえる
  4. 2〜3社で、セットのままの金額を聞く
  5. 値が付かないセットだけ、ばらして額面で使う

まとめて見てもらうなら、提示額に納得できない時に断れるかも確かめておくと安心です。おたからやは、査定料・出張料・買取手数料が無料で、納得できなければキャンセルできると案内しています。

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記念硬貨の査定額を確かめる

銀貨やプルーフ貨幣セットが混ざっていれば、額面より高い評価がつくことがあります。仕分けをしないまま持ち込めて、店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、金額を聞いてから売るか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

手放し方の比べ方は、貨幣セットの買取|セットのまま売るか、ばらして額面で使うかでまとめています。額面・銀・査定の3つで記念硬貨を見る考え方は、記念硬貨の価値はいくら?で説明しています。

ミントセットの価値を額面と店の評価で考える図解
ミントセットを年銘ごとに仕分けて査定に出す流れの図解

よくある質問

造幣局のミントセットの価値はいくらですか?

中の6種類の硬貨を使えば666円分です。それ以上の値が付くかは、年銘や状態を見た店の査定で決まります。

ミントセットの硬貨は普通に使えますか?

使えます。造幣局は、貨幣セットの貨幣は全て貨幣として使用できると案内しています。ただし額面での使用です。

ミントセットは銀行に入金できますか?

中の硬貨は通常の貨幣なので、窓口で入金の相談ができます。ただしケースから出すとセットには戻せないので、査定を聞いてから決めましょう。

まとめ

この記事の要点
  • ミントセットは未使用の通常貨幣6種類と年銘板のセットで、使えば666円分
  • 平成10年銘から「ミントセット」に改称し、それ以前は通常貨幣セットと呼ばれた
  • 昭和62年など年銘で評価が違うと言われても、実際の査定額で判断する
  • 御即位や御成婚の記念のセットは、記念硬貨や金貨が入っているかを確かめる
  • ばらすのは査定を聞いた後にして、値が付かない物だけ額面で使う
記念硬貨の価値.jp

記念硬貨の価値.jp 編集部

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