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内側と外側で色が違う500円の記念硬貨を見つけて、『これって珍しいの?』と気になっている方もいますよね。
結論から言うと、バイカラー・クラッドの500円記念硬貨は、どれも金融機関で額面と引き換えられた物で、価値の物差しは額面の500円です。
この記事では、地方自治法以外のバイカラー・クラッド500円の一覧と、よく一緒に聞かれる南極・日伯の500円の素材を確かめられるようにしました。
東京2020の500円で、色が2色になっている物があります。普通の500円玉より価値があるんでしょうか?
それはバイカラー・クラッド貨幣という造り方の記念硬貨ですね。造り方が凝っていても、手に入れた時は額面の500円だった、というのが見方の出発点なんです。
バイカラー・クラッドの500円はどんな硬貨?
バイカラー・クラッドは、偽造を防ぐための造り方の名前です。素材は「ニッケル黄銅、白銅及び銅」で貴金属を含まないため、銀貨のように素材の重さで値段を計算することはできません。
造幣局の貨幣Q&Aでは、バイカラー・クラッドを「異なる種類の金属板をサンドイッチ状に挟み込んで(クラッド技術)できた円板を、それとは異なる金属でできたリングの中にはめ合わせた(バイカラー技術)もの」と説明しています。
2色に見えるのは、色を付けたからではなく、違う金属を組み合わせているからなんです。
造幣局の個別ページでは、記念500円のバイカラー・クラッド貨幣はどれも量目7.1g、直径26.5mmです。
クラッド硬貨は500円だけではない
クラッド硬貨という言い方は、100円の記念硬貨にも出てきます。
新幹線鉄道開業50周年記念や東京2020の100円は「100円クラッド貨幣」で、素材は「白銅及び銅」です。名前に「バイカラー」が付かない、別の種類の記念硬貨なんです。
100円の記念硬貨については、100円記念硬貨の価値一覧でまとめています。
地方自治法以外のバイカラー・クラッド500円一覧
造幣局の記念貨幣一覧では、500円バイカラー・クラッド貨幣は52件あり、そのうち47件が地方自治法施行60周年記念です。
残りの5件を、財務省の記念貨幣一覧の引換開始日と合わせて並べました。
| 記念硬貨 | 年銘 | 発行枚数 | 入り方 |
|---|---|---|---|
| 天皇陛下御在位30年記念 | 平成31年(2019) | 5,000,000枚 | 金融機関で額面引換(平成31年2月21日から) |
| 天皇陛下御即位記念 | 令和元年(2019) | 5,000,000枚 | 金融機関で額面引換(令和元年10月18日から) |
| 東京2020オリンピック競技大会記念(第四次・雷神) | 令和2年(2020) | 4,001,000枚 | 金融機関で額面引換(令和2年11月4日から) |
| 東京2020パラリンピック競技大会記念(第四次・風神) | 令和2年(2020) | 4,001,000枚 | 金融機関で額面引換(令和2年11月4日から) |
| 2025年日本国際博覧会記念(第三次発行) | 令和7年(2025) | 2,329,000枚 | 金融機関で額面引換(令和7年4月8日から)・一部は造幣局の販売 |
東京2020の2種類の発行枚数には、特別記念貨幣セットに組み込んだ分が含まれています。大阪万博の第三次も、コンプリートセット分を含んだ数字です。

平成20年から平成28年の47都道府県分は、地方自治法施行60周年記念500円硬貨の価値で一覧にしています。
南極地域観測50周年・日伯交流年の500円は2色?
『南極の500円も、2色の記念硬貨の仲間だと思っていた』という方は意外と多いはずです。
実は、造幣局の個別ページを見ると、南極地域観測50周年記念と日本ブラジル交流年の500円は「ニッケル黄銅貨幣」で、バイカラー・クラッドではありません。
| 記念硬貨 | 年銘 | 素材 | 発行枚数 |
|---|---|---|---|
| 南極地域観測50周年記念 500円 | 平成19年(2007) | ニッケル黄銅(7g) | 6,600,000枚 |
| 日本ブラジル交流年及び日本人ブラジル移住100周年記念 500円 | 平成20年(2008) | ニッケル黄銅(7g) | 4,800,000枚 |
| 地方自治法施行60周年記念 500円(47種類) | 平成20〜28年 | バイカラー・クラッド(7.1g) | 1県1,600,000〜2,100,000枚 |
日伯交流年・移住百年の500円は、地方自治法の500円より少し前、平成20年6月18日に引換えが始まった記念硬貨です。
南極地域観測50周年記念500円硬貨の価値は?
南極地域観測50年の500円玉は、平成19年1月23日から金融機関の窓口で額面と引き換えられた記念硬貨です。
素材のニッケル黄銅も貴金属ではないので、価値の物差しは額面の500円になります。
日伯交流年・移住百年の500円の価値は?
日伯交流年・移住百年の記念硬貨も、同じく額面引換の500円で、価値の目安は500円です。
金貨買取本舗は、南極地域観測50周年(2007)と日伯交流年・移住百年(2008)の500円を、「額面通りの価値で両替となる記念硬貨」の一覧に載せています。売るより窓口で替える物として案内している、ということですね。
バイカラー・クラッド500円の価値は額面で考える
御即位記念と大阪万博の500円もあります。新しい物なので、そのうち値上がりしませんか?
この記事では値上がりの予想はしません。言えるのは、どちらも金融機関で額面と引き換えた500円で、今も500円として使えるということです。
バイカラー・クラッドの500円は、造り方が新しいだけで、素材の価値で値段が上がる物ではありません。
買取大吉の公式サイトでは、「地方自治 500円バイカラー クラッド貨幣 京都府 平成20年 Bセット 切手付」の参考価格が500円と、額面と同じ金額で載っています(日付表記なし・2026年11月4日確認)。
大阪万博の500円には販売された分もある
大阪・関西万博の第三次500円は、財務省の発表で「発行枚数の一部(12万枚)は、金融機関での引換えではなく、造幣局による販売を予定」とされた記念硬貨です。
財務省は、この500円は通常のバイカラー・クラッド貨幣と素材・大きさが同じで、「プルーフ加工は施されていません」と説明しています。
販売分の製品名や販売価格は、この記事では確かめられていません。ケースや台紙に入った形で持っている方は、そのままの形で査定に出してみてください。
- 手元の1枚がバイカラー・クラッドかニッケル黄銅か、名称と年銘で確かめる
- ばらの500円は、人のいるレジで額面として使う
- 銀行に持ち込むなら、記念貨幣の手数料がかかる窓口か先に調べる
- セットや台紙入りの物は、外さずにそのまま査定に出す
大手銀行の記念貨幣の手数料は、三菱UFJ銀行で100枚まで770円(2025年4月28日から・2026年11月4日公式確認)です。1枚だけ替えると額面を上回るので、ゆうちょ銀行の窓口のように記念硬貨専用の手数料がない所を選ぶと安心です。
千円銀貨やプルーフ貨幣セットが一緒に出てきた時は、500円とは別に値が付くことがあります。まとめて査定額を聞いてから、どれを売るか決めても遅くありません。
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記念硬貨の査定額を確かめる
銀貨やプルーフ貨幣セットが混ざっていれば、額面より高い評価がつくことがあります。仕分けをしないまま持ち込めて、店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、金額を聞いてから売るか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

よくある相談:2色の500円記念硬貨は何者?
Yahoo!知恵袋に寄せられている相談から、3つを要約して答えます。
東京2020の500円バイカラー・クラッドは、いくらになる?
東京2020の500円は、第四次の雷神(オリンピック)と風神(パラリンピック)の2種類で、令和2年11月4日から金融機関で額面と引き換えられました。
財務省は、引換開始日は1人につき各種類2枚限りと案内していましたが、発行枚数は各4,001,000枚です。価値の目安は額面の500円と考えておきましょう。
東京2020のほかの記念硬貨は、東京2020オリンピック記念硬貨の価値で一覧にしています。
京都の絵柄の2色の500円を見つけた。これがバイカラー?
京都府の地方自治法施行60周年記念500円なら、平成20年銘のバイカラー・クラッド貨幣です。造幣局の一覧では2,050,000枚発行されています。
『京都だから特別かも』と思うかもしれませんが、47都道府県どれも額面引換の500円で、物差しは額面です。
南極地域観測50年の500円玉は、銀行で替えてもいい?
替えて大丈夫です。南極地域観測50年の500円玉は法定通貨で、金融機関や日本銀行の窓口で通常の貨幣に引き換えられます。
ただ、造幣局は、金融機関で両替された記念貨幣は造幣局に戻り鋳つぶされると説明しています。記念に残したい1枚は、替えずに取っておきましょう。
売るか替えるかの決め方は、記念硬貨の価値はいくら?でまとめています。
よくある質問
バイカラー・クラッドの500円記念硬貨は何種類ありますか?
造幣局の記念貨幣一覧では52件です。47件が地方自治法施行60周年記念で、残りは御在位30年・御即位・東京2020の2種類・大阪万博の第三次です。
南極地域観測50周年記念の500円はバイカラー・クラッドですか?
いいえ。造幣局の個別ページでは、平成19年銘のニッケル黄銅貨幣です。価値の物差しは額面の500円です。
バイカラー・クラッドの500円は自動販売機で使えますか?
財務省は、記念貨幣は素材や大きさが違うため自動販売機などでは使えないことがあると説明しています。人のいるレジで使うか、窓口で替えてください。
まとめ
- バイカラー・クラッドは偽造防止の造り方で、素材に貴金属は入っていない
- 地方自治法以外のバイカラー・クラッド500円は、御在位30年・御即位・東京2020の2種類・大阪万博の5件
- 南極地域観測50周年と日伯交流年の500円は、バイカラー・クラッドではなくニッケル黄銅貨幣
- どれも金融機関で額面と引き換えた500円で、価値の物差しは額面
- 銀行で替える時は、記念貨幣の手数料がない窓口を選ぶ







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