当サイトの記事は、財務省・造幣局・日本銀行・国税庁など公的機関の情報、田中貴金属工業の公表価格、各銀行・買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。銀価格・買取価格・手数料は記事執筆時点の参考値で、変わることがあります。
部屋の片付けをしていたら、記念硬貨が缶にひとつ分出てきました。正直もう要らないので処分したいんですが、どうすればいいですか?
記念硬貨は今も使えるお金なので、捨てずにお金に戻すのがいちばんです。方法は4つあるので、中身に合わせて選んでいきましょう。
片付けの途中で記念硬貨が出てくると、『どこに持っていけばいいの?』と手が止まってしまいますよね。
結論から言うと、記念硬貨の処分は「捨てる」ではなく「お金に戻す」で考えます。白銅やクラッドの物は額面で、銀貨やセットは査定で、と分ければ、損をせずに片付けられるんです。
この記事では、記念硬貨をお金に戻す4つの方法と、どれを選べばいいかの決め方をまとめます。
記念硬貨を捨てるのは、やめておきましょう
まず大前提として、記念硬貨はゴミではありません。財務省は、記念貨幣は法律で貨幣と定められていて、全て通常の貨幣と同じように使えると案内しています。
記念500円を1枚捨てれば、500円を捨てたのと同じです。どんなに古い記念硬貨でも、額面ぶんのお金として戻せます。
それに、硬貨を傷つけたり溶かしたりすることは、法律で禁じられています。貨幣損傷等取締法は「貨幣は、これを損傷し又は鋳つぶしてはならない」と定めています。
| 処分のつもりでやりがちなこと | 法律や公的機関の説明 |
|---|---|
| 銀貨を溶かして、銀として売る | 貨幣損傷等取締法で鋳つぶすことは禁止 |
| 穴をあけて、アクセサリーに作り替える | 損傷することも同じく禁止 |
| 溶かす目的で、記念硬貨を集める | 損傷し又は鋳つぶす目的で集めることも禁止 |
| ゴミと一緒に出す | 額面ぶんのお金を手放すことになる |
違反すると「一年以下の拘禁刑又は二十万円以下の罰金」とされています。造幣局も、貨幣は目的にかかわらず故意に損傷したり鋳つぶしたりすることが禁止されていると説明しています。
『どうせ要らないから』と思っても、捨てたり作り替えたりせず、次の4つの方法でお金に戻しましょう。
記念硬貨を処分する4つの方法
記念硬貨をお金に戻す方法は、大きく4つです。かかるお金と手間を並べてみますね。
| 方法 | 戻ってくるお金 | かかるお金(2026年11月4日時点の公式ページ) | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 1. お店の有人レジで使う | 額面 | なし | 数枚から十数枚 |
| 2. ゆうちょ銀行・銀行の窓口で入金する | 額面 | ゆうちょ銀行は通常の硬貨と合わせて1〜100枚無料。大手銀行は記念貨幣100枚まで770円〜990円 | 数十枚 |
| 3. 日本銀行の本店・支店で引き換える | 額面 | 引換えの手数料を取らないと案内 | 大量にある、平日に行ける |
| 4. 買取店で売る | 店ごとの査定額 | 査定料・キャンセル料が無料の店が多い | 銀貨・セット・ケース入りが混ざっている |
1〜3の方法は、額面がそのまま基準になります。4の買取だけは、額面より高くなることも、額面に届かないこともあります。
三菱UFJ銀行は記念貨幣の入金に100枚まで770円、三井住友銀行は100枚まで990円(口座入金のみ)の手数料があります。記念100円を5枚だけ持ち込むと、額面500円より手数料の方が高くなってしまいます。
使う時は、1種類20枚までというルールがあります。日本銀行は予約をお願いしていて、受付は月曜から金曜の9:00〜15:00、郵送での引換えは受けていません。
窓口ごとの違いは記念硬貨は銀行で交換できる?で、4つの方法の手取りの比べ方は記念硬貨の換金方法で見られます。

素材ごとのおすすめの処分方法
4つの方法のどれを選ぶかは、記念硬貨の素材で決めると迷いません。
- 500円・100円の白銅貨、ニッケル黄銅貨、クラッド貨
- 5千円銀貨(銀の目安は約3,665円で額面より低い)
- 1万円銀貨(銀の目安は約5,282円で額面より低い)
- 平成14年以降の千円銀貨(銀の目安は約8,214円)
- 昭和39年の東京オリンピック千円銀貨・100円銀貨
- プルーフ貨幣セット・ミントセット・ケース入り
銀の目安は、田中貴金属が2026年11月2日17:00に公表した銀の店頭買取価格264.11円/g(税込)に、銀の重さを掛けた記事執筆時点の参考値です。銀地金の価格なので、記念硬貨の買取価格そのものではありません。
5千円銀貨と1万円銀貨は、査定で額面より高い金額が出れば売り、出なければ額面で処分するのが損をしにくい順番です。
造幣局によると、金融機関で両替されて回収された記念貨幣は、日本銀行を経て造幣局に戻り、鋳つぶされて新しい貨幣の材料になります。銀貨やセットは、処分を決める前に一度金額を聞いておくと後悔しません。
缶いっぱいの記念硬貨を処分する手順
量が多い時ほど、順番を決めてから動くと楽になります。
- 記念硬貨と、記念メダルや外国のコインを分ける
- 記念硬貨の中から、千円銀貨・昭和39年の100円銀貨・セットやケース入りを取りのける
- 取りのけた物は、査定で金額を聞いてから売るか決める
- 残りの白銅貨やクラッド貨は、種類ごとに枚数を数える
- 枚数に合わせて、使う・ゆうちょ銀行の窓口・日本銀行のどれかを選ぶ
記念メダルは貨幣ではないので、窓口で額面に替えることはできません。仕分けに迷ったら、おたからやのように、記念メダルが混ざっていても1点ずつ公式の記念硬貨か確認すると案内している店に、まとめて見てもらう方法もあります。
親の遺品や実家の片付けで出てきた時の進め方は遺品・実家から出てきた記念硬貨の扱いで、量が多い時の分け方は大量の記念硬貨を手放す方法でくわしく見ています。

おたからやは、仕分けをせず缶や段ボールに入ったままで持ち込んでよいとしていて、LINE査定や出張査定も無料です。『分けるのも面倒』という時は、まず丸ごと見てもらうのも手ですよ。
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記念硬貨の査定額を確かめる
銀貨やプルーフ貨幣セットが混ざっていれば、額面より高い評価がつくことがあります。仕分けをしないまま持ち込めて、店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、金額を聞いてから売るか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
種類ごとの価値の見方は記念硬貨の価値はいくら?で確かめられます。
よくある相談:記念硬貨をどう処分すればいい?
Yahoo!知恵袋などに寄せられている、記念硬貨の処分の相談から選んで答えます。
「お釣りでもらった微妙な記念硬貨。どう処分すればいい?」
お釣りでもらうような記念硬貨は、500円や100円の白銅貨やクラッド貨のことが多いはずです。それなら、次の買い物で使ってしまうのがいちばん手軽です。
自動販売機やセルフレジでは戻されることがあるので、有人のレジで使ってみてください。枚数が少ないうちに使えば、窓口の手数料も気にしなくて済みます。
「家族の遺品の記念硬貨。コイン買取と銀行の両替、どちらがいい?」
中身で分けるのがおすすめです。千円銀貨やセットは買取で金額を聞き、白銅貨やクラッド貨は銀行やゆうちょ銀行の窓口で額面に替える、という組み合わせが損をしにくい方法です。
相続にかかわる場合、記念硬貨の評価のしかたを国税庁が個別に示したものは見当たりません。財産は時価で評価するのが原則なので、気になる時は税理士や税務署に相談してみてください。
高校生なんですが、祖父から記念硬貨を15枚もらいました。自分で換金できますか?
窓口で使ったり替えたりはできますが、買取店では年齢の決まりがあることも。おたからやは18歳未満は買取できないと案内しているので、売る時はおうちの人と一緒に行きましょう。
「100円の47都道府県や新幹線シリーズが大量にある。買取してもらえる?」
まず、名前と額面を確かめてみてください。財務省の記念貨幣一覧では、47都道府県の地方自治法施行60周年記念は、100円ではなく500円のバイカラー・クラッド貨幣と千円銀貨です。
新幹線鉄道開業50周年記念は、100円のクラッド貨幣と千円銀貨があります。500円や100円のクラッド貨幣は額面が基準なので、大量なら日本銀行やゆうちょ銀行の窓口で替えるのが現実的です。
千円銀貨やセットが混ざっていたら、そこだけは査定に出してみてください。例えば大黒屋の2026年11月2日更新の価格表では、新幹線鉄道開業50周年記念の千円銀貨は専用ケース有りで9,500円です。
よくある質問
記念硬貨を寄付に使ってもいいですか?
記念硬貨は額面のお金なので、受け取る側が硬貨で受け付けていれば使えます。ただ、銀貨やセットは額面より高い評価になることがあるので、出す前に一度確かめておくと安心です。
記念硬貨を処分する時、ケースや外箱は捨ててもいいですか?
売る可能性があるなら捨てないでください。大黒屋は、専用ケース無しの銀貨単体は表示金額の半分としていて、ケースの有無で評価が変わります。
記念メダルも窓口で処分できますか?
記念メダルは貨幣ではないので、窓口で額面に替えることはできません。記念硬貨と分けて、買取店で見てもらいましょう。
まとめ
- 記念硬貨は今も使えるお金。捨てると額面ぶんを手放すことになる
- 溶かす・穴をあけるなどは貨幣損傷等取締法で禁止されている
- 処分の方法は、使う・窓口で入金・日本銀行で引換え・買取の4つ
- 白銅貨・クラッド貨・5千円銀貨・1万円銀貨は額面で、千円銀貨やセットは先に査定で
- 大手銀行は記念貨幣に手数料があるので、少ない枚数は使うかゆうちょ銀行の窓口へ







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