当サイトの記事は、財務省・造幣局・日本銀行・国税庁など公的機関の情報、田中貴金属工業の公表価格、各銀行・買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。銀価格・買取価格・手数料は記事執筆時点の参考値で、変わることがあります。
押し入れから、記念硬貨がぎっしり詰まった段ボールが一箱出てきました。数えるのも気が遠くなりそうで、どこから手を付けたらいいか分かりません。
量が多い時ほど、最初に「額面」で山を分けるのが近道です。1枚ずつ調べなくても、額面を見れば銀貨かどうかの見当がつくんですよ。
大量の記念硬貨を前にすると、『全部売れるのかな』『銀行に持っていけば終わり?』と迷ってしまいますよね。
結論から言うと、大量の記念硬貨は「額面で仕分ける」「銀貨とセットは査定へ」「残りは枚数に合わせて窓口へ」の3段階で片付けられます。この記事では、仕分けの目安と、枚数が多い時に手数料で損しない窓口の選び方が分かります。
大量の記念硬貨は、まず額面で4つの山に分けましょう
記念硬貨の素材は、額面を見るとほぼ見当がつきます。財務省や造幣局の記念貨幣一覧をもとに、山の分け方を表にしてみました。
| 額面 | 主な素材(造幣局の記念貨幣一覧より) | 分ける山 |
|---|---|---|
| 1,000円 | すべて銀貨か銀合金貨 | 査定の山 |
| 5,000円 | 銀貨が7種類。ほかに金貨が1種類 | 額面と比べる山(金貨は別に査定) |
| 10,000円 | 銀貨は御在位60年記念の1種だけ。ほかは金貨 | 額面と比べる山(金貨は別に査定) |
| 500円 | 白銅・ニッケル黄銅・バイカラー・クラッドが中心。銀貨は中部国際空港開港記念の1種だけ | 額面の山 |
| 100円 | 白銅・クラッドが中心。銀貨は昭和39年の東京オリンピック記念の1種だけ | 額面の山 |
| ケース・台紙に入った物 | プルーフ貨幣セット・ミントセットなど | セットの山(開けずに査定) |
500円と100円の中にある銀貨は、それぞれ1種類だけです。昭和39年銘の100円と、平成17年銘の中部国際空港開港記念の500円を見つけたら、査定の山に移しておきましょう。
額面の大きい物とケース入りの物を先に取りのけると、残りはほとんどが額面の山になります。1枚ずつの価値を調べるのは、取りのけた物だけで十分です。
記念メダルや外国のコインが混ざっていることもあります。日本の額面が書かれていない物は記念硬貨ではないので、別の袋に分けておきましょう。
金貨が見つかった時は、銀貨とは別に査定に出してください。金額の考え方が大きく違うので、ここでは計算しません。

銀貨とセットの山は、まとめて査定へ
千円銀貨は、銀の目安が額面を大きく上回ります。平成14年以降の千円銀貨は純銀31.1gで、田中貴金属が2026年11月2日17:00に公表した銀の店頭買取価格264.11円/g(税込)で計算すると約8,214円です。
これは記事執筆時点の銀地金の参考値で、記念硬貨の買取価格そのものではありません。とはいえ、千円銀貨が何十枚もあるなら、額面で替える前に査定で金額を聞いておく価値は十分ありますよね。
- 千円銀貨(約8,214円の目安と額面1,000円)
- 昭和39年の東京オリンピック100円銀貨(約761円の目安)
- プルーフ貨幣セット・ミントセット・ケース入り
- 5千円銀貨(目安は約3,665円、皇太子殿下御成婚記念は約3,962円)
- 1万円銀貨(目安は約5,282円)
- 額面を下回る提示なら、窓口で額面に替える
種類ごとの価値をもう少しくわしく見たい時は、記念硬貨の価値はいくら?で確かめられます。
量が多いと、店に運ぶだけでもひと苦労です。おたからやは、仕分けをせず段ボールや缶に入ったままで持ち込んでよいとしていて、出張料・査定料・買取手数料も無料と案内しています。
『重くて運べない』という時は、出張査定で家に来てもらう方法もあります。査定の流れは記念硬貨の買取ガイドで見られます。
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記念硬貨の査定額を確かめる
銀貨やプルーフ貨幣セットが混ざっていれば、額面より高い評価がつくことがあります。仕分けをしないまま持ち込めて、店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、金額を聞いてから売るか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
額面の山は、枚数で窓口を選びます
白銅やクラッドの記念硬貨は、額面のお金として戻すのが基本です。ただ、大量にある時は、どこへ持ち込むかで手元に残る金額が変わるんです。
三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行は、2025年から記念貨幣の入金などに手数料を設けています。記念硬貨は、普段の硬貨とは別の料金表で数えられます。
例えば、記念の500円白銅貨が300枚(額面150,000円)あったとします。2026年11月4日時点の各行公式ページの料金で計算すると、こうなります。
| 持ち込む先 | 300枚の時の料金 | 手元に残る額 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|---|
| 三菱UFJ銀行 | 2,310円(201枚以上の区分) | 147,690円 | 現金入金・現金振込が対象 |
| 三井住友銀行 | 2,970円(100枚ごとに990円) | 147,030円 | 口座入金のみ。両替は受けない |
| みずほ銀行 | 2,970円(100枚ごとに990円) | 147,030円 | 2025年8月時点の公式ページの料金 |
| ゆうちょ銀行の窓口 | 550円(101〜500枚の区分・通常の硬貨と合算) | 149,450円 | 繁忙状況で大量の持ち込みを断る場合がある |
| 日本銀行の本店・支店 | 引換えの手数料を取らないと案内 | 150,000円(手数料がかからない場合) | 予約制。平日9:00〜15:00。郵送は不可 |
日本銀行は、大量の時は来店日時や枚数を調整することがあるとしています。事前の予約がないと当日中に引換えできない場合もあるので、先に予約しておきましょう。
日本銀行の「手数料を取らない」は損傷現金の引換えについての案内で、記念貨を名指しした記述ではありません。窓口に予約を入れる時に、念のため確かめておくと安心です。
ゆうちょ銀行は、同時に複数の手続きをすると硬貨の枚数を合算します。数えたあとで取りやめても料金がかかるので、家で数えてから持っていくのがおすすめです。
手数料の細かい区分は記念硬貨の銀行手数料で、窓口ごとの手取りの比べ方は記念硬貨の換金方法で見られます。

使って減らすなら、1回20枚までにしておきましょう
窓口に行く時間がない時は、少しずつ買い物で使う方法もあります。記念硬貨は額面のお金として使えるので、有人のレジなら普通に払えます。
ただ、法律では、貨幣は額面価格の二十倍までを限り法貨として通用するとされています。日本銀行は、1種類の貨幣につき一度に20枚までと説明しています。
- 1回の支払いは、同じ種類を20枚までにしておく
- 自動販売機やセルフレジは通らないことがあるので、有人のレジで
- 1回にたくさん出す時は、先に「記念硬貨で払ってもいいですか」とひと声かける
白銅の500円が80枚くらいなんですが、使って減らすのと窓口とどちらがいいですか?
平日に行けるならゆうちょ銀行の窓口で、普段の硬貨と合わせて100枚以内に収めると料金がかかりません。行けない時は、20枚ずつ何回かに分けて買い物で使うのもいい方法ですよ。
数十枚までなら使って減らし、数百枚あるなら日本銀行かゆうちょ銀行の窓口、というように量で分けると無理がありません。
よくある相談:記念硬貨がたくさんある時は?
Yahoo!知恵袋などに寄せられている、大量の記念硬貨についての相談から選んで答えます。
「ワールドカップの3枚組の500円などがたくさんある。値打ちは出ない?」
造幣局の記念貨幣一覧では、2002FIFAワールドカップ記念の500円は3種類あり、どれもニッケル黄銅貨で、発行枚数は各10,000,000枚です。素材は貴金属ではないので、額面が基準と考えておきましょう。
同じ大会には千円銀貨もあります。中に大きな銀色の硬貨が混ざっていたら、そこだけ査定の山に移してみてください。
「500円の記念硬貨がたくさん。フリマに出すか、古銭屋さんに持っていくか」
白銅の500円が中心なら、出品の手間や送料を考えると、窓口で額面に替える方が楽なことが多いです。フリマの出品ルールは、各サービスの規約で確かめておきましょう。
古銭屋さんや買取店に持ち込むなら、銀貨やセットと一緒にまとめて見てもらうのがおすすめです。
「たくさんの種類を自動販売機で使ったら、通らないことがある」
財務省と日本銀行は、記念貨幣はいろいろな素材で作られていたり大きさが違ったりするため、自動販売機などでは使えないことがあると案内しています。
通らないのは偽物だからではありません。有人のレジで使うか、窓口で通常の貨幣に引き換えましょう。
よくある質問
大量の記念硬貨を数える、いい方法はありますか?
額面と種類ごとに10枚ずつ積んで数えると、数え間違いが減ります。窓口の料金は枚数の区分で決まるので、持ち込む前に合計を出しておきましょう。
記念硬貨と普通の硬貨が混ざっています。一緒に持ち込んでいいですか?
大手銀行では記念貨幣だけ別の料金がかかるので、先に分けておくと計算しやすくなります。ゆうちょ銀行の窓口は、記念硬貨も通常の硬貨と合算して数えます。
銀行で全部替えたあと、記念硬貨に戻せますか?
戻せません。造幣局によると、金融機関で両替され回収された記念貨幣は造幣局に戻り、鋳つぶされます。銀貨やセットは替える前に査定しておきましょう。
まとめ
- 大量の記念硬貨は、まず額面で4つの山に分ける
- 1,000円は全部銀貨か銀合金貨。500円・100円の銀貨はそれぞれ1種類だけ
- 銀貨とセットはまとめて査定、5千円・1万円銀貨は額面と比べる
- 白銅貨300枚なら、大手銀行は2,310円〜2,970円、ゆうちょ銀行の窓口は550円の計算
- 日本銀行は予約制で、引換えの手数料を取らないと案内している







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