カラー記念硬貨の価値|色付きの千円銀貨と2色の500円の違い

色付きの千円銀貨と2色の500円硬貨の価値の違いを表したアイキャッチ

当サイトの記事は、財務省・造幣局・日本銀行・国税庁など公的機関の情報、田中貴金属工業の公表価格、各銀行・買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。銀価格・買取価格・手数料は記事執筆時点の参考値で、変わることがあります。

絵柄に色が付いた記念硬貨や、まわりと真ん中で色が違う500円玉が出てきて、「色付きなら高いのかな」と気になっている方もいますよね。

結論から言うと、カラー記念硬貨には「色を印刷した千円銀貨」と「2種類の金属を組み合わせた500円」の2つがあり、価値の見方がまったく違うんです。千円銀貨は銀の重さで、500円は額面で見ます。

この記事を読むと、手元の色付きの記念硬貨がどちらに当たり、どう扱えば損しにくいかが分かります。

記念硬貨を持っている人

色の付いた千円の記念硬貨と、2色の500円玉があります。どちらもカラーだから高いですか?

案内役

同じ「カラー」でも、中身は別物なんです。まずはどちらのカラーかを見分けるところから始めましょう。

目次

カラー記念硬貨には2つの種類がある

先に結論

色を付けた「カラーコイン」は造幣局が販売した千円銀貨などで、銀貨として価値を見ます。2色に見える「バイカラー・クラッド貨幣」は金属の組み合わせで、500円の額面が基準です。

造幣局の説明では、日本で最初のカラーコインは平成15年銘の第5回アジア冬季競技大会記念の千円銀貨です。色はパッド印刷という方法で付けています。

その後の奄美群島復帰50周年記念からは、三原色などを使い、網点の数や大きさで色や濃淡を表しているそうです。

比べる点色を付けた千円銀貨(カラーコイン)500円バイカラー・クラッド貨幣
色の正体銀貨の表面に色を印刷違う金属を組み合わせた色の差
素材純銀31.1g(造幣局の公式値)ニッケル黄銅、白銅及び銅(7.1g)
入り方造幣局の販売(申込制)主に金融機関の窓口で額面引換
価値の物差し銀の重さと店の評価額面の500円

『2色だから、色付きの特別な物なのでは』と思いがちですよね。でも500円の方は、塗ったり印刷したりした色ではないんです。

バイカラー・クラッドとは

造幣局の説明では、バイカラー・クラッドは偽造防止技術のひとつです。違う種類の金属板をサンドイッチ状に挟み込んだ円板(クラッド)を、別の金属のリングにはめ合わせた物(バイカラー)をいいます。

造幣局の記念貨幣一覧では、500円バイカラークラッド貨幣は52件あります。地方自治法施行60周年記念の47都道府県や、天皇陛下御即位記念、東京2020などがこの形です。

1000円カラー銀貨の価値は銀の重さで見る

記念硬貨を持っている人

色の付いた千円銀貨は、色の分だけ高く売れるんですか?

案内役

色の分で金額を決めている、という公式の説明は見当たりません。土台は純銀31.1gの銀貨として見るのが分かりやすいですよ。

純銀31.1gの千円銀貨は、田中貴金属が2026年11月2日17:00に公表した銀の店頭買取価格264.11円/g(税込)で計算すると、銀の目安が約8,214円です。記事執筆時点の参考値で、銀地金の価格なので、記念硬貨の買取価格そのものではありません。

大黒屋の銀貨買取価格表(2026年11月2日更新・ケース有の価格)には、「カラー千円銀貨」という品名がいくつも並んでいます。

大黒屋の品名(2026年11月2日更新)公表額財務省の一覧の販売価格
第5回アジア冬季競技大会記念 カラー千円銀貨5,500円6,000円
奄美群島復帰50周年記念 カラー千円銀貨4,500円6,000円
国際連合加盟50周年記念 カラー千円銀貨4,500円6,000円
東日本大震災復興事業記念貨幣 カラー千円銀貨4,500円9,500円
地方自治法施行60周年記念 カラー千円銀貨東京・北海道5,500円、上記以外4,000円など6,000円または6,171円

大黒屋は「専用ケース無しの銀貨単体の場合は表示金額の半分」とも明記しています。色の付いた銀貨でも、ケースの有無で金額が大きく変わるんです。

色を付けた千円銀貨と2色の500円の違いを比べた図解

「カラーなら額面以上」という店の説明

買取大吉は古銭ページのよくある質問で、「カラーコインであれば額面以上の取引の可能性が高いです」と答えています。

純銀31.1gの千円銀貨なら、銀の目安だけでも額面の約8倍です。額面の1,000円に替える前に、査定で金額を聞いておく方が納得しやすいはずです。銀貨全体の見方は1000円銀貨の価値で比べています。

500円バイカラー・クラッド貨幣の価値は額面が基準

『まわりが金色っぽいから、少しは高いかも』と期待する方もいますよね。ただ、500円バイカラー・クラッド貨幣は貴金属ではないので、銀の重さで計算する考え方は当てはまりません。

買取大吉は、地方自治の500円バイカラー・クラッド貨幣(京都府・平成20年・Bセット切手付)を500円の参考価格で載せています(日付表記なし)。額面と同じ金額です。

手放し方500円バイカラーを1枚替える時の手取り(2026年11月4日時点)
お店で支払いに使う500円分として使える(1回に同じ種類20枚まで)
ゆうちょ銀行の窓口硬貨100枚まで無料(記念硬貨も算定対象)
三菱UFJ銀行に入金手数料770円が額面を上回る
買取店に出す公表例では額面と同じ500円の例

1枚や数枚なら、使うかゆうちょ銀行の窓口で替える方が手元に残りやすいんです。地方自治の500円は、Bセットのように切手やケースが付いていれば、そのままの形で聞いてみてください。

2色の500円の種類は、バイカラー・クラッドの500円記念硬貨一覧にまとめています。

カラー記念硬貨を変色させない扱い方

記念硬貨を持っている人

色が薄くなったり黒っぽくなったりしたら、価値は下がりますか?

案内役

状態は査定で見られるポイントの一つです。ただ、自分できれいにしようとすると、かえって傷めてしまうことがあるんです。

造幣局は、銀や銀合金の記念貨は長く置けば黒く変色するのは避けられないと説明しています。手入れの方法もありますが、どれも表面を傷める可能性があり、あまり好ましくないとしています。

漂白剤やアルカリ性の洗剤を使うと化学反応で変色し、元に戻せないとも書かれています。色の付いた銀貨は、色の部分も含めて触らないのが一番です。

カラー記念硬貨を手元に置いておく時
  • 造幣局のケースから出さずに置いておく
  • 表面を指でこすったり、布で拭いたりしない
  • 漂白剤やアルカリ性の洗剤に漬けない
  • 黒っぽくなっても磨かず、そのまま査定に出す
  • 外箱・説明書・切手などの付属品は捨てない

おたからやは、造幣局が発行した当時の専用ケースは傷がつきにくく、良好な状態が保たれやすいと説明しています。傷や変色がある物でも買取できると案内しているので、気になる時はそのまま見せてみましょう。

LINE査定は無料で、提示額に納得できなければキャンセルもできます。色付きの銀貨と2色の500円が混ざったままでも、仕分けせずに持ち込んでよいとしています。

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記念硬貨の査定額を確かめる

銀貨やプルーフ貨幣セットが混ざっていれば、額面より高い評価がつくことがあります。仕分けをしないまま持ち込めて、店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、金額を聞いてから売るか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

傷や変色のある記念硬貨の扱いは傷・変色のある記念硬貨は売れる?、ケースが無い時の考え方はケースなし・袋から出した記念硬貨の価値で詳しく見ています。

カラー記念硬貨を変色させずに査定に出すまでの図解

よくある相談:色付きの記念硬貨は高く売れる?

Yahoo!知恵袋に寄せられている、色付きの記念硬貨の相談から3つを要約して答えます。

地方自治の岩手県のカラー1000円銀貨は、なぜ人気がある?

造幣局の記念貨幣一覧では、岩手県分には平成24年銘の「追加発行分」(平泉の文化遺産)が10,000枚あります。ほかの都道府県の千円銀貨は各100,000枚です。

大黒屋の公表例(2026年11月2日更新)でも、岩手Aセット追加分(平成24年)は30,000円、通常の岩手は5,000円と分けて載っています。手元の物が平成23年銘か平成24年銘かを確かめてみてください。県ごとの一覧は地方自治法施行60周年記念千円銀貨の価値にあります。

漂白剤に漬けたら黒く変色した。元に戻せる?

造幣局は、漂白剤やアルカリ性洗剤は化学反応で変色させ、元に戻せないと説明しています。ここからさらに磨くと、表面の傷が増えてしまうことも。

それ以上は手を加えず、そのまま査定に出すのが無難です。白銅の記念硬貨も法定通貨なので、額面での交換はできます。

変色させずに保管する方法はある?

『ずっときれいなまま残したい』という相談です。造幣局は、銀は長く置けば変色は避けられないとしたうえで、無理にきれいにせず、年月を経た風合いとしてそのまま持っておくことをすすめています。

できることは、ケースから出さず、触らず、洗わないことです。額面・銀・状態の3つで記念硬貨を見る考え方は、記念硬貨の価値はいくら?で説明しています。

よくある質問

日本初のカラー記念硬貨はどれですか?

造幣局によると、平成15年銘の第5回アジア冬季競技大会記念の千円銀貨です。色はパッド印刷で付けています。

500円玉のバイカラーは、色を塗った硬貨ですか?

違います。違う種類の金属を組み合わせているので、色が違って見えます。造幣局は偽造防止技術のひとつと説明しています。

バイカラークラッド硬貨は自動販売機で使えますか?

財務省は、記念貨幣は素材や大きさが違うため、自動販売機などでは使えないことがあると説明しています。使えない時は、お店のレジで払うか窓口で替えてください。

カラーの千円銀貨は、銀行で千円に替えた方が得ですか?

純銀31.1gの銀の目安は約8,214円で、額面を大きく上回ります。額面に替えた記念貨幣は造幣局で鋳つぶされるので、先に査定額を聞いてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • カラー記念硬貨は「色を印刷した千円銀貨」と「2種類の金属の500円」に分かれる
  • 日本初のカラーコインは平成15年銘の第5回アジア冬季競技大会記念の千円銀貨
  • 色付きの千円銀貨は純銀31.1gで、銀の目安は約8,214円(2026年11月2日の田中貴金属の買取価格)
  • 500円バイカラー・クラッド貨幣は額面が基準で、使うか手数料のかからない窓口で替える
  • 変色しても磨かず、ケースのまま査定に出す
記念硬貨の価値.jp

記念硬貨の価値.jp 編集部

500円・100円の記念硬貨、千円銀貨・5千円銀貨・1万円銀貨、プルーフ貨幣セットやミントセットなど、日本の記念硬貨を損しない形でお金に戻すために、種類の見分け方・価値の考え方・銀行での替え方・売る店の選び方を、公的機関の情報と公表価格をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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